最近のテレビ番組では、自宅で、オンラインで習い事をして上達する過程を見せる企画が増えていますね。芸能人が、やってみたかったアコースティックギターにチャレンジしたり、一般の人が絵を描いてみたり。
実は、
・幼少期~これまでの間にやってきた習い事や趣味
・今「やってみたい」と思う、習い事や趣味
には「セルフマネジメント力」を高める着眼点がたくさん潜んでいるそうです。
そこで、「セルフマネジメント」をテーマにした講演、セミナー、研修などの企画に次のようなプログラムはいかがでしょうか。
企画例は、「プライベート時間の充実が、セルフマネジメント向上の秘訣」にて掲載中です。
今回は、「講演1:人生100年時代の“最強の習い事”」のプログラムをグラフィックレコーディングをもとにしたイラストをもとに紹介します。
プログラムの前半では、「生産性高く、成果をあげるためには、”強み”に焦点を当てることが大事だ」という主旨のお話を、その背景とともにお伝え。
グラフィックレコーディングby Keiji Saotome
プログラムでは、参加者が「自分のこれまでやってきたことの中に(あるいは、関心があることの中に)」これからの自身の成長や成果をあげる着眼点があることをお伝えしています。その一部を(着眼点)として紹介します。
(着眼点1:「強み」)
社会人になるまでに長く続けていた、部活動、お稽古事や習い事、趣味などは、知らず知らずのうちに社会に出てから役に立つ習慣を醸成していることが多いそうです。
本プログラムを担当されている大内講師は、銀行員から音楽大学に移り、音大生のキャリア支援や、音楽大学とつながりのある音楽教室経営者の先生方とつながりを持つうちに、社会人として必要な基礎力を、音楽を学んでいる人の多くが自然と身につけていることに気づかれたそうです。
例えば、
・礼儀…先生から指導を受けるうちに身につく
・忍耐力…何度も何度も同じ曲を繰り返し練習し上達させる
・記憶力…数多くの音楽を記憶し、演奏できる
です。しかし音楽を長年学んでいる人には、このことが「あたり前」のことと思っているので、その人の強みの一部であることに気づきません。
しかし、「あたり前」ではなく「強み」として認識し生かすことができれば、アピールポイントになったり、意識的に活用することで生産性向上につながったりすることは多くあるそうです。
例えば、大内講師が音大生特有の強みに気づいて以降、就職率がぐっとあがったそうです。また、その資質を理解して採用されているため、就職後も適したフィールドが与えられ、活躍する人が増えているそうです。
つまり、自分の強みを認識することができれば、活かせるフィールドが目指しやすくなるということです。
(着眼点2:純粋な動機)
ある一定の年齢になってから「習い事」や「趣味」を始めるということは、「やりたい」という動機が非常に強く働いているということです。人は「やりたいことをやる」とき、生産性は高まります。また、生活にも張り合いができ、生き生きとします。
つまり「やってみたい」「やりたい」という純粋な動機は、セルフマネジメント力を高める原動力になるそうです。
大内講師の講演やセミナーでは、以上のお話を、ご自身の体験談や実践例をもとに話されます。
次回のコラムでは、「講演2:ゴルフで覚えるドラッカー」のエッセンスをお届けします。